名古屋の庄内用水メインビジュアル

名古屋最大の農業用水

名古屋最大の農業用水である庄内用水、といっても都市化がすすんだ近年では、名古屋市に住んでいる人たちでさえ知らない人も多いことでしょう。 肥沃な穀倉地帯であった濃尾平野など農作物の生産力が名古屋の発展を支えてき、稲作農業を支えたのは庄内用水だったのです。 広大な水田が必要とする大量の水を確保する為には、昔は大変な努力が必要でした。 庄内用水の長い歴史は、その時代の人達が持てる力と技術を注いで一滴でも多くの水を確保しようとした、努力の歴史でもあるのです。 このサイトでは名古屋市の庄内用水について解説しております。 興味のある方はぜひお読みになってください。

水田
  • シェアハウスのトゥモローハウス
    http://www.tomorrow-house.com/
    名古屋市天白区元植田 2-1610-1F
    新しい居住スタイル。シェアハウス。

名古屋最大の用水

庄内用水は、名古屋で最も大きい農業用水です。 その歴史は、東海地方ゆかりの三英傑が活躍していた戦国時代までさかのぼります。 領地内の農業や商業の発展に、治水や道路整備は欠かせないものです。 もともと庄内川を利用した小規模な農業用水で行なっていた稲作を、もっと発展させるべく、庄内用水が造られることになりました。
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庄内川
  • 星ヶ丘の産婦人科
    東恵会 星ヶ丘マタニティ病院。
    〒464-0026 愛知県名古屋市千種区井上町27番地

船の通る水路

名古屋市の北区と守山区を繋ぐのが水分橋と呼ばれる橋です。もちろん、現在は自動車が橋を通過していますが、その橋の下には、明治時代に造られた樋門が残されています。 樋門とは堤防の中をトンネルのようにくぐって渡る門で、船の往来や、用水の取水・内水の排除を目的とされました。 水門と役割は似ていますが、水門は堤防を完全に分断した構造で、ゲートを閉めると堤防として機能します。
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頭首工

庄内用水には頭首工と呼ばれる施設があり、最大の特色とも言えます。 頭首工の役割は、川の水位を塞き上げて、庄内用水に取水することで、名古屋市内では、この庄内用水にしか頭首工は存在しません。 そもそも、庄内川から取水するには、川の水面を取水口より高くしなければならず、その方法として川を横断する堰を造る必要がありました。 ただし、堰は川の流れを妨害する面も持ち合わせているので、台風の際には洪水を引き起こす懸念があります。その問題を解決するために頭首工は造られました。
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頭首工

天然プール

庄内用水の三階橋ポンプ所が建っている場所には、かつて「天然のプール」と呼ばれた大きな人工の池がありました。 庄内川から取り入れて矢田川の下を流れてきた水を庄内用水・志賀用水・上飯田陽水などに分水する役割を担っていましたが、子どもたちが泳いで遊ぶのにちょうどいい水泳場となったのです。 池の岸にはアイスキャンデーや駄菓子を売る店がたくさん並び、遠方からも多くの子どもたちが遊びにきて賑わっていたそうです。
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